特別限定醸造 鎌倉麦酒 段葛
2016年3月30日
段葛の整備事業竣功を祝い、鎌倉生まれ 鎌倉育ちの、段葛を身近に感じている鎌倉ビールのスタッフが、レシピを決めて仕込みを行いました。
鎌倉に住む人ならば誰もが親しむ、その道を歩いたことがある段葛。その姿が新たに生まれ変わる事に、深い感慨を覚えます。新たな歴史の一ページに立ち会える又とない機会を心より祝う気持ちで、仕込みました。
題字は日本総合書芸院 理事長 東山右徹 さんに御揮毫いただきました。
コンセプト設計から仕込み、製品化作業まで全てに関わった、醸造担当者からのメッセージを掲載いたします。
彼は、入社当初1年間醸造作業を経験後、営業担当に移りました。7年ぶりの本格的な仕込み作業ということで、醸造担当者が補佐につき、細かい点を確認しながら、丁寧に作業にあたりました。
〜仕込みを終えた感想〜
コンセプトの段階では正直どうなるか不安でした。
実際に仕込みに取り掛かると、ミルの段階から愛着が湧いてきました。
「7年前の仕込み」に比べると大きな所作は変わっていませんでしたが、細かい部分は、化学に裏付けされた根拠があり、鎌倉ビールの仕込みも変わったなと改めて感じました。
サポートしてくれた、天海くんと、「鮮麗な麦汁」にこだわり、しぼり作業を行いました。
仕上がった麦汁は、とても澄んでいて、狙い通りの色味を帯びていました。
本日改めてビールと「対面」した時は、生まれたばかりの我が子に対面した時の事が思い浮かびました。まだまだビールとしては未成熟ですが、力強い印象と華やかな香りは存在感があり、「ポコポコポコ」と発酵している音を聞いた時は、大袈裟かもしれませんが、生命の息吹に聞こえました。笑
華やかな薫りをまとい、優しい甘みが印象的なビールは、まだまだ小さな女の子といったところでしょうか。我が子を育てるように、これから発酵の経過を丁寧に見守り、立派な大人になって、お客様の元へ「嫁いで」行って欲しいです。
鎌倉の鎌倉人による鎌倉人のためのビール。
醸造作業の大変さも身にしみて感じました。
段葛 醸造担当者 今村広太郎
特別限定醸造 鎌倉麦酒 段葛
1182本の限定製造です